女性活用に悩む「昭和型オヤジ経営者」に届けたい本を書きました

この秋、4冊目の本を出した。
タイトルは「社長、業績を上げたいなら女性社員を辞めさせないで ! 」

オビには、衆議院議員の高市早苗さんがステキな推薦文を書いてくださった。

「家庭で、地域社会で、職場で、全ての女性が能力を存分に発揮し、
輝き続けることができる日本を創る時です。女性の知恵と経験は、
生産活動やサービスのイノベーションにも不可欠です。
ライフステージに合わせて女性が活躍できる組織が求められます。
力強い成長に資する組織改革の鍵がここにあります。」

さっそく、何人かの経営者の方から
深刻な?ご相談をいただいている。

「出産を経て仕事を続けるのは、こんなに大変なことなのか…」
「急にやる気を失った女性社員がいるが、原因も指導法もわからない」
「女性社員は、こんな時どんなふうに考えているのだろうか?」

「男性幹部が『女性社員との接し方がわからない』と悩み、業務が停滞する」
「セクハラにならずに上手にコミュニケーションをとるには?」
「昇進を打診したのに、なぜ断るのだろうか。理解できない…」

そうか、経営者はこんなにも
女性社員のことがわからないのか、と私も驚いた。
わからないなら、わかればいい。行き詰まっているわけではないのだ。

まず、その会社の女性社員のヒアリングから始めている。
「社長にはもちろん言えないんですけど…」と出てくる本音が実におもしろい。

結婚や出産は、男性にとっては「箔」でも、女性には「減点」となる。
昭和型オヤジたちのそんな思考パターンを知っているから
公式には「結婚なんて考えてませ〜ん。仕事に全力投球です !! 」と笑う。

そして、頑張りながらも恋に揺れ、
ひそかに転職機会をにらんでいる。

女性をマイノリティーと捉えていては、もはや会社は伸びない。
女性社員の本音という貴重な情報は、経営者のもとに正確に届いているだろうか。

女性社員が心を許し、その思いを汲み取ることができる女性メンターが、
あなたの会社にはちゃんといるだろうか。